私は大阪府に在住の28歳、会社員です。
私の愛車は18歳で免許を取ったころから大切に乗ってきたマツダのRX-7、平成14年式のFD3Sです。
メーカー唯一のロータリー搭載車と戦闘機のようなフォルムにコックピットすべてが車が大好きな私の心を射止めた運命の一台です。
18歳のころから10年間ほかの車に浮気することなく大事に乗ってきました。働き出してまだ給料が安くて燃料費や保険料、税金に生活を圧迫されても売ることなく乗り続けてきた宝物でした。
しかし来年に結婚することが決まり維持費がかかる上に4名乗車ですが後部シートが狭く実質2名乗車で実用性の薄いこの車では将来的に子供ができた時に不便だと感じたので実用性のあるワゴン車に乗り換えることにしました。
乗り換えるにあたりインターネットの車買取サイトで一括査定を申し込みました。
一括査定は初めてでしたが車検証を片手に車種データを打ち込むと、折り返すように買取店の担当者から連絡が入り現車確認で査定するとのことでした。
3店舗ほど現車査定に来ましたが3つのうち2つのお店は正直、かなり安い金額を提示してきました。
古い車だし走行距離も12万キロを超えてるし所詮、こんなものなのかな?と思っていたら残る1つのお店は海外へ輸出する目的で私のFD3Sがほしいというのです。
こんなに距離を走った古い車をお金をかけてまで海を渡らせて利益があるの?なんて思っていたのですが海外では20万キロ~30万キロ走った車なんて当たり前で10万キロオーバーなんてまだ20代・30代の働き盛り真っ最中らしいのです。
日本では10万キロを超えた車なんてもうオンボロで捨てるしかないと思っている人が多く逆に海外では30万キロオーバーでもまだまだ乗っている人がいるそうです。そうしたことから最近、日本で良質な中古車を手に入れて自分の国へ持ち帰る海外のバイヤーが増えているのだそうです。
そういって査定をしてくれて出してくれた金額は106万円でした。
他の買取店で提示された金額は50万円に届かなかったのでこの金額には驚きました。
次の車は中古車でステップワゴンを考えていますが100万円を超える買取りのおかげでローンを組まずに購入することができそうです。
海外輸出をしている買取店に出会ったことは偶然でしたが出会えたことに感謝しました。
大切に乗ってきた車なので別れはさみしいですが海を渡り再び次のオーナーに大事にされていることを願っています。